当たり前のことですが、人間は生きている間に様々な出会いと、様々な別れを繰り返していきます。どういうときに起こるか、それに対して、どう対応していくか、考えてみました。
自分の移り変わり
まず、自分自身が色々と変化していきます。大きなライフイベントとしては、引っ越し、就職、転職、卒業等々、こういったイベントがあれば、周辺ががらりと変わり、時としてはいる場所が変わり、付き合う人も変わります。そうすると、その流れの中で行かなくなる場所、会わなくなる人、というのもたくさんでてきます。もちろん、新しい出会いもあるのですが。
それとともに、交友関係の変化もあるでしょう。例えば、恋人ができまてしまえば、その人との付き合いが深くなり、その他の人とのつながりは薄くなってしまうかもしれません。また、結婚して子供ができれば、子供中心となり、子供を介在した付き合い以外は薄くなります。そうして、知らないうちに、会わなくなってしまう人、というのも多いでしょう。
もちろん、1回だけあってそのまま会わなくなってしまう人、なんとなく会わなくなってしまう人、もいるでしょう。そういう人たちとも、特に深い悲しみを持たないかもしれませんが、別れであるには変わりありません。
周囲の移り変わり
それとともに、時の流れに応じて自分の周りも変わっていきます。自分の友人が上記にあげたような、ライフイベントの末、会わなくなってしまうことがあります。勤めている会社、所属している組織が無くなる場合があります。この場合、今まで一緒に仕事をしていた人が、それこそ、ばらばらになってしまう、といこともあります。もちろん、仲良かった人間と仲たがいをしてしまった、そのまま、ずっと、ということもありますよね。今まで行きつけで当たり前のように通っていた場所が、パタっとなくなる、こともあります。
自分の状況や意思とは無関係に自分の周りが移り変わります。それについて、自分との関係が深ければショックを受けるし、それほどではない場合はそれほどでもないのですが、日々、物事は移り変わります。
その時の対応、考え方
この場合、別れが予見できる場合、いきなり来る場合で対応は異なってくるでしょう。予見できる場合であれば、ある程度、整理してお別れを伝える、そういったことができます。それで、自分の感情、相手の感情をそれぞれ整理することができます。この場合、自分発になる場合のほうが準備はしやすい。そのため、別れを伴うようなイベントが想定される場合には、そういったことを予め周囲に伝えて、相手にも準備してもらうことが必要でしょう。事前にわかっていたほうが、お互いの感情の整理も容易になります。
予見できない場合、そういうこともあります。その場合、どうしようもない、といえば、どうしようもない、ので、それは人生でよくあることとして受け止めていくしかない、と思います。ただ、そういったこともあると考えて、日々を送っていく、必ず目の前の人がずっといるとは限らない、と考えて一期一会ですごしていくしかない。どうしても、日々風景は変わらない、いつもずっとある、と思いがちですが、必ずしもそうない、ということを意識したい。
後は、別れたとして、できれば、定期的にメッセージの交換をする、たまには会うようにする、として、その時のことをふりかえったり、縁が切れないようにしたりするのも必要かと思います。
また、別れがあれば出会いがあるし、終わりがあれば始まりがあるので、別れを悔やみすぎず、将来の縁や出会いを楽しみにする、ということも大切なことでしょう。
まとめ
別れは、自分によるもの、周囲によるもの、時には予見でき、時には予見できないこともあります。そんな時は、一期一会の精神で、いつでも会えると思うのではなく、いつかいなくなる、と考えて日々付き合うことが大切なのかな。ただ、日々の生活に追われると難しく、自戒を込めて書いてみました。