さて、街歩き記も日本帰国まで書いたので、一通りのことは書きました。そこで、今回は旅全体として気付いたことをいくつかあげてみます。
言葉
まず、言葉についてですが、フランスはフランス語、ドイツはドイツ語と、両国とも英語以外の言語圏です。そのため、自分も旅行前に少々、ドイツ語、フランス語を勉強してきました。ところが、実際のところは、英語がほぼどこでも通じるので、これらの言語はほとんど使わずじまいでした。ツアー、ツーリストインフォメーションというツーリスト向けのところはもちろん、食堂やタクシーでも通じました。従前、「フランス人は英語を理解してもフランス語でしゃべってくる」と聞いて戦々恐々としていたのですが、普通に英語で返してもらってほっとしていました。
もしかしたら、これは都市部だったので、地方のほうに行くと状況は違うかもしれませんが。
とはいえ、せっかく現地語を勉強していったので、食堂とかホテルとかあたりさわりのないところでは現地語を使ってもよかったかな、、と少し反省しているところです。
ちなみにパリにもドイツにもベルリッツがありました。やっぱり、向こうだと結構おおきいのかな。
コンビニ
パリ、デュッセルドルフともにコンビニは見かけませんでした。コンビニ、というとどこにでもあるイメージなので、それがない、というのはびっくりです。思ったのが、フランス、ドイツともがりがり働く文化圏ではないから、あまりコンビニはそぐわないからかな、、と思います。つまり、24時間営業するより、夜や日曜日はお店は閉めて休息をする、ということに重きをおくのかな。
まあ、日本的感覚からすると不便かもしれません。ですが、コンビニはなくとも、他の商店が空いている時間までに仕事が終わりその時間で買物ができる、のであれば、コンビニはいらない、ということになります。夜遅くまで働いて、コンビニで買い物をせざるをえない日本と、そこまで働かずそれなりな時間に買い物ができる両国、どちらが豊かといえるのかな、と少し疑問に思ってしまいました。
人種
パリ、デュッセルドルフ、いずれも、結構、色々な人がいる印象を受けました。パリだと、いわゆる白人の他にアフリカ系の人、インド系の人が見受けられました。それと、中華街には中華系、ベトナム系の人が多くいましたね。他方、デュッセルドルフ、ここは圧倒的にトルコ系(もしくは中近東系の人)が多いです。二つの都市とも、純粋なヨーロッパ的な人、で構成されているということはなく、色々なところから移民できているのだな、、という印象を受けました。
そうそう、両方の都市について、日本人もたくさん住んでいます。日本人向けの料理屋さんもいくつか見受けられました。
宗教
宗教は圧倒的にキリスト教の影響が強いです。大聖堂とよばれる大きな教会がところどころある、ということと、小さなものであれば、教会は結構たくさんあります。街歩き本文中でもとりあげましたが、モスクはほとんどありません。なので、モスクに行きたければ、ネットであらかじめ探してからではないと、厳しいと思います。仏教寺院はあったかもしれませんが、今回は見なかったです。
まとめ
今回は、街歩き記として明確にとりあげなかったけれども、気付いた点をまとめてとりあげみました。違い、とともに、共通点、ということを意識するのもまた、面白いかもしれません。