豚肉のしょうが焼き、簡単で美味しいですよね。豚肉の生姜焼きには野菜を入れるという考え方と、入れないという考え方、の2つがあります。ここでは入れない、という立場に立って議論してみます。
豚肉のしょうが焼きは野菜炒めではない
豚肉のしょうが焼き、は野菜炒めとは別の食べ物です。当たり前じゃないか、といわれるのですが、実はこれは豚肉のしょうが焼きをおいしく作るうえで非常に重要なポイントです。
野菜炒めはどちらかというと野菜に焦点があてられます。そうすると、野菜の火の通り具合に意識が向きがちで、肉の火の通り具合がおざなりになります。どうなるかというと、肉に火が通りすぎてしまうことが往々にしてあります。だいたいの野菜炒めの作り方は、まずは肉を入れて肉に火が通ってから野菜を入れるというのは野菜にとってはいいのですが、肉にとっては火が通りやすい要因となります。
他方、豚肉のしょうが焼きは肉に焦点を当てるので、この肉の焼き加減を適切にすることができます。そうすると、おいしいしょうが焼きを作ることができます。
野菜を入れなくてもいいじゃないか
肉をおいしく食べる料理、と割り切れば、野菜を入れなくてもいいだろう、となります。野菜を入れると、野菜の火の通り具合が気になり、どうして肉に専念できなくなります。もちろん、料理の上手な人なら、肉にも野菜にも目配りができますが、慣れていない人にとってはそれは結構難しいことで、どちらかがうまくいけば、どちらかはうまくいかない、ということもあります。そうしたら、いっそのこと、野菜抜きで肉だけでしょうが焼きを作ってしまう、ほうが楽に作れます。
これは、個人的な好みかもしれませんが、しょうが焼きに野菜が入っていなくても、味的に物足りない、ということはなくおいしくいただけるのでは、と思います。
少しいろどりが寂しいでその工夫を
とはいえ、豚肉のしょうが焼き、豚肉だけで作ると見栄え的に少し物足りなくなります。入っているのが、肉だけ、色は茶色一食だと、少しもの寂しいですよね。それを対応するか、ということは考える必要があります。
まずは、付け合わせで調整する。豚肉のしょうが焼きのとなりにキャベツの千切り、レタス、ポテトサラダ、野菜炒めがあるとかなり見栄えがよくなります。このように一つのさらに複数の料理を盛り付けます。
もう一つは割り切る。一食の食事のおかずとしてとらえるともの寂しいですが、お酒のつまみとすれば、それほど気になりません。どうしても気になる方は付け合わせで調整すると。
最後は、野菜を入れる。この場合、野菜は多少犠牲にしても、肉の火の通り具合に焦点を当ててください。後、野菜は入れ過ぎないように、多くて肉の半分以下です。野菜を入れるとご飯のおかず、という感じがして見栄えはよくなります。
まとめ
個人的には豚肉のしょうが焼きに野菜を入れる必要はないと思います。入れる場合は、肉をおいしく食べる料理だ、という意識を保つようにしましょう。