今回は、プロジェクトマネジメントについて書いてみます。今回はキックオフミーティングについて。儀式的に捉える人も多いのですが、結構大切ですよ。
あるプロジェクトでの一幕
とあるプロジェクトでちょっとしたトラブルがありました。それは、プロジェクトが自然発生的に始まり、担当者だけで合意をし、プロジェクトが進んでいく、よくありそうな風景です。そうやってプロジェクトがどんどん進んでいきます。
ところが、ある日、先方のプロジェクトオーナーに呼び出しを受けます。そして、自分が思った通りに動いていない、どうなっているのか、というようなお叱りを受けてしまう。どうも、先方の担当者とオーナーの連携があまりよくなく、担当者からの報告がうまくあがっていない様子。半分、ちゃぶ台返しのような目にあってしまい、正直こまったなー、という感じになってしまいました。
問題の所在
どうして、こんなことが起こったのでしょう。もちろん、そこには先方内での情報の伝達がうまくいっていなかった、ということがあるでしょう。ただ、プロジェクトとしてみた場合、キックオフミーティングがなされていなかった、ということに問題がありそうです。
キックオフミーティングの必要性
ここで、キックオフミーティングではプロジェクトに先立ち関係者が集まり行うミーティングのことを指します。キックオフミーティングで話されることとして、方針、担当割(体制図)、今後の日程、定例ミーティングのスケジュールがあります。そして、なによりも大切なことは、プロジェクトオーナーの想いをくみ取り、それを方針に反映させること、にあります。そして、関係者全員がキックオフで話されることに合意すること。それができないと、今回のように「おれが知らないところでプロジェクトが動いている。」というようなことが起こるリスクが生じてしまいます。
まとめ
プロジェクトを開始する場合には、キックオフミーティングでプロジェクトの進め方について合意する必要があります。特に偉い人の想い、というものはきちんと汲み取るべきでしょう。