鶏解体ワークショップに行ってきました~実践編

先日、鶏解体ワークショップに参加してきました。こちら、昨年も同様のワークショップがありまして、それの続編となります。主催者は友人の滝田さんです。ちなみに前回の様子はこちら。

http://www.crossborder-accountant.com/cut-living-chicken

概要

前回と同様にさいのね畑さんにうかがい鶏の解体を行います。前回との違いは、より実践的に鶏の捌き方を身につける、というところがポイントのようです。そのため、前回あった食事会を割愛し、人数もぐっと絞り込み少人数で行います。鶏1羽に対して、2人で行います。前回は3人だったので、一人あたりの捌く時間も多くなります。じっくりと、鶏に向かい合うことができました。

鶏の解体

解体の手順は前回と同様。鶏をつかまえ、羽交い絞めにし、頸動脈を切って、血を抜き、お湯(80C)につけ、羽をむしります。その後は、首を落とし、足を取り、モモ、胸肉、手羽、ささみをとり、肋骨をとり、内臓をとっていきます。胆のう(緑のもの)はつぶすと肉全体が苦くなってしまうようで、取るのには細心の注意が必要です。

前回は、鶏をつかまえる、羽交い絞めする、頸動脈を切る、といったことは他の人がしたのですが、今回は私がすることにしました。

感想

2回目、ということでもっとスムーズに作業できるかな、と思ったのですが、なかなかうまくいかず結構苦労してしまいました。上達するためには、もっと回数をこなす必要があるのかな。ただ、今回は鶏を締めるところを体験できたので、意義はあったかと思います。

最初、鶏肉を締めるとき、切なかったり、なかなかしづらかったりもします。やっぱり、生き物に手をかけている、という感じですね。しかし、羽をむしったあたりから、不思議なもので鶏が生き物から食べ物に見え始めるようになります。そこからは食べ物を調理しているという感覚ですね。これは、僕だけではなく、参加者の方はそういう感想を持つようです。

あとは、前回も感じたことですが、こうやって鶏肉を締めてそれを食べる、ということは残酷な感じもします。ただ、スーパーでパックに並んでいる鶏たちも、普段、目にしないだけで同じような過程を経て食べられるわけです。今回は、実際に生きているものから命をいただく、という過程を見れたのは意義深いことだったと考えております。

最後に、ささみ、レバー、砂肝の刺身をいただきました。おろしたての鶏肉の刺身はおいしく、ありがたくいただきました。あと、希望者は解体された鶏肉を持ち帰ったようです。

 

 

 

料理/食