KYの勧め~空気を読みつつも、呑みこまれない

最近はあまり聞かないのですが、KYという言葉があります。空気を読めない、つまり、周囲の状況を把握せず、つい、場にそぐわない行動/発言をしてしまうことを指します。しかし、時には空気を読まないことも大切だと思うので、そのことについて論じてみます。

場の空気を把握することの大切さ

場の状況、把握することは大切です。そこをふまえないと、人間関係は悪化してしまうこともあります。例えば、男性と女性が食事をしている時。男性は、話し好き、説教好き(特に年をとると)なので、女性の状況をうかがわず、つい話過ぎてしまうことが往々にしてあります。ただ、そういう場合、相手の女性は内心はうんざりしていることもあります。こうなってしまうと、これ以上は人間関係は発展しません。これを防ぐために、相手の顔色をみつつ自分の話を進める必要があります。

場の空気に呑まれてしまうと

とはいえ、場の空気を読み過ぎてそれに呑まれてしまっても、よろしくありません。

まずは、自分をおさえることにつながってしまうこと。もちろん、自分を主張してばかりでも良くないのですが、自分をおさえてばかりになると、やっぱり面白くないですよね。

その次に、空気を読み違えてしまうこと。特に空気を読む人ばかりだと、みんな本当はしたくないと思っていることでも、そこを読み切れずついやってしまう、ということもあるでしょう。お互いが遠慮しあう、ということですね。これは少しもったいない気がします。

最後に、場が誤っている可能性があること。場は声が大きい人、中心となる人、多数派がつくりあげます。ですが、この人たちが常に正しいことを言っているとは限らない。そこで、空気に流されてしまうと誤った行動につながる可能性があります。

あえて空気を読まない

というわけでどうするか、ということですが、あえて空気を読まないということが大切でしょう。つまり、空気は把握しつつも、あえて空気を無視して発言/行動するということも大切です。例えば、会議の場で、自分の意見とは異なる方向に議論に流れていった場合、どうしても自分の意見を発言することが難しくなります。しかし、自分の意見に対して信念を持っているのであれば、勇気を持って発言する、ということも時には必要となるでしょう。もしかしたら、その意見が場の空気を変えさせるだけのインパクトを与えることもあります。

まとめ

人間関係を円滑に行ううえでは、空気を読んで行動するということは非常に大切です。ただ、時には空気を把握しつつも、それに逆らって行動/発言することも大切です。

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