責任感との付き合い方~楽に生きるためには

現在の日本では、責任感は高くあるべきだ、とされています。一応、こう見えても、私も責任感が高い方だと考えています。ただ、責任感が高いと生きにくさを感じることも事実。その調整について、少し考えてみました。

責任感の高い人は尊敬される

責任感の高い人、やはり信頼がおけますよね。言動が4転8転したり、言うことばかりいってなにもしない人、約束を守らない人、そういう人は信頼されません。やはり、負った責任はきちんと果たす、ということが人間社会で人とうまくやっていく基礎となります。

責任は時として負担に

ただし、責任を果たす、ということは容易なことではありません。如何に約束したこととはいえ、スケジュールが詰まったり、気分が変わっていたりした場合、そのことを成すことについて面倒臭さを感じることもあるでしょう。でも、責任を果たす、ということはその面倒臭さを克服する必要があります。

そのため、あまりに責任を全うしようとすると、そもそも、責任のあることから逃げてしまうこともありえます。例えば、時折、昇進したくない、という声も聞きますが、これは責任のある立場に置かれたくない、ということも背景にあります。特に将来に対する不確実性が高くなるとより大きな不安を感じ、責任を負うことが相当程度負担を感じるようになっていしまいます。

責任感について軽く考えてみる

ここでの提案は、あまり大きく責任感を感じすぎない、ということです。なにかを引き受けた場合、必ずやりとげないといけない、、と思ってしまいがちです。ただ、必ずしもそうとは限らず、状況によっては柔軟に対応することもできるはずです。

そういっても、責任を放棄することについて抵抗を覚える人もいます。そういった場合は、事象の全体を考えてみる、ということもいいと思います。例えば、本当に責任を果たすしかないのか、人に任せられないのか、軽減できないのか、放棄してもいいのか、という代替案を考えてみる。代替案を考えたら、その影響を比較してみる。確かに、責任を果たさないとマイナス面もそれなりにでてきますが、プラスが大きい場合や、マイナスを小さくできる場合には、責任を果たさない、ということもありうるでしょう。

まとめ

責任感、確かにこれがあると人にはよく尊敬されます。ただ、責任感が強すぎると物事を遂行するのが億劫になるとともに、責任を負う行為ができなくなってしまう、可能性もあります。少しだけ責任感を緩めてみると、行動の幅、精神的余裕が広がることでしょう。

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