前回は、幸せの基準値について考えてみました。では、実際にどうしたら幸せを感じることができそうか、考えてみました。
身近な幸せを見つける
幸せを感じられない場合、ちょっとしたことに目を向けましょう。例えば、朝日がきれいなこと、思いついて入ったレストランがおいしかったこと、読んだ本が面白かったこと、体を動かす時間があったこと、ブログでいいネタを見つけたこと、友人とゆっくりとした時間をすごせたこと、家族団らんを持てたこと、そして、朝、目を覚ますことができたこと。そういうちょっとした喜びに目を向けてみます。そうすると意外とほんわかとした幸せな気持ちになれることでしょう。できれば、寝る前にそういう時間を持ちたいですね。
人に依存しない
幸せを人任せにせず、自分自身で作るようにしましょう。よく、上司がもっと分かりやすい指示をだせば、とか、高潔な人格の先生に巡り合えれば、とか、恋人がもう少し自分のことを大切にしてくれれば、というように、自分の幸福度合いを人に委ねていることがあります。ですが、人というものは所詮人であるため自分の思い通りに動かすことはできません。そうしたら自分のほうが変わっていくしかない、となります。その人との関係において、説得する、やりすごす、任せる、認める、離れる、といったことが考えられるでしょう。あくまでも、人が自分の思いどおりに動くことを期待するのではなく、自分がどう行動するのかということを焦点を当てるべきです。
マイナスを受け入れる
至らないところ、受け入れてみるのもひとつです。嫌なこともあるでしょう。その時にいちいち文句をいったり憤慨したりせず、そのことについて受け入れてみましょう。この際、感情をおさえてしまうと精神的につらくなってしまうので、いったんは感情を把握したうえで、受け流すようにします。「仕方がない。」と考えたり、紙に書いたりして、必要以上に感情が高ぶらないようにします。もちろん、可能であればマイナスを克服したり、脱却を図る、ということもあります。それが難しかったり、解消するほうが負担が大きい場合は、受け入れてしまう、というのも一つの手だと思います。
まとめ
このように自分の感じ方を変えることにより、幸せが感じられるようになります。これは、現実に合わせて幸せの基準値を下げている、ことになります。もちろん、幸せの基準値を高く持ち、そこに向かっていくことも必要でしょう。ですが、時には、幸せの基準値を下げて見ると少し楽に生きることができると思います。
よく言われる「足るを知る。」ということが必要でしょう。