コミュニケーションは量稽古~ヤマアラシのジレンマより考察する距離の取り方

人とのコミュニケーション、どうしたらうまくなるのでしょうか。私も色々と模索しているところですが、やっぱり、他のことと同様に回数を重ねるしかないようです。

コミュニケーションを回避していると

コミュニケーション、時として怖かったりします。「これを言ったら気を悪くするのでは。」、「言い過ぎてしまい嫌われてしまうのでは。」と、様々な不安が湧き上がってくることもあるでしょう。ですが、そこを気にしているといつまでたっても自分の言いたいことは言えません。逆にコミュニケーションを回避すると、「この人は何を考えているかわからない。」という印象を与えてしまい、嫌われてしまうこともありえます。

時には踏み込んでみることも

そのため、時には踏み込んだ話をする、ことも必要です。もちろん、踏み込んだ話をする際にはそれなりの手順、段取りが求められるので事前にある程度それを想定することもあります。それにより、時には相手側の反感を買うこともあるかもしれません。練習を繰り返すことにより、相手の反感を小さくしつつも、自分の意見が言えるようになれるはずです。

時には失敗もある

コミュニケーションをとっている中で、時には余計なことを言いすぎた、ついうっかりとした一言が相手を傷つけてしまった、ということもあるでしょう。ただ、失敗を恐れていると、やっぱり、いつまでもたってもコミュニケーションができるようになりません。もちろん、失敗がないように気を付けるのはもちろんですが、過度におそれないようにしましょう。また、失敗したら、次に活かせる様、振り返って反省しましょう。

まとめに変えて~ヤマアラシのジレンマ

ヤマアラシ、自分の身を守るためにとげが体の周りについています。ヤマアラシが冬の寒い日に暖をとろうとして、お互いに近づこうとしたとき、近づきすぎるととげささってしまいます。他方、遠くにいすぎると、寒くなってしまう。どこか適正な距離をとることにより、暖もとれるし、とげにもささらない、ことがあるといわれています。

人間の関係もこれと同じで、適切な距離感をつかむために、ある時は踏み込み過ぎて傷つけあい、また、別の時は距離を離しすぎる。これを、繰り返すことにより、徐々に適正な距離を把握することができます。そのためには、失敗をおそれず、時には距離を詰めていくことが必要になる場合もあります。

 

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