人間生きていれば嫌なこと、辛いことはたくさんあります。そんなとき、どのように、嫌なこと/辛いことに対処するか考えてみましょう。
辛い感情を受け止める
嫌なことがあると、そこから目をそむけたくなります。つい、自分はそんなに辛い状態にないんだ、って思いたくなります。ですが、感情から目をそむけても、頭の中に想起されてしまうため、その考えを押し殺そうとすると、いつまでたってもグルグル、グルグルと思念が頭を駆け巡ることになります。
そのため、いったんは、自分がどう感じているかきちんと感じ取るようにしましょう。そうしたほうが、その時は辛くても、辛い状態から抜けやすくなります。
人と話す
可能であれば、人に辛いことをぶちまけてみましょう。やっぱり、話す、ということは自分の心をすーっとさせてくれる効果があります。聞き手から、有効な助言が得られれば、問題解決につながることもありえます。話たいだけ話してしまい、そうすると例え問題が解決しなくても心は軽くなります。
聞く方にとっては、辛い話を聞くのは辛いことであるため、聞く側の配慮をしましょう。例えば、①今、辛い状態にあることを伝える、②あまり長い時間拘束しない、③なんども同じことを繰り返さない、④聞いてくれたことに感謝する、があります。
書いてみる
人と話せない、話せる人がいない場合には書いてみることが有効です。日記とか書いている人は、日記に残すといいと思います。また、A4の紙をひっぱり出してきて、ひたすら、感情を書き綴ってみる、ということもいいでしょう。とにかく、書いてみるとなにがしか楽になります。また気持ちを客観的に見れるので、コントロールもしやすくなります。
ブログに書くのもいいのですが、辛いことを書くのはためらわれることもありますよね。その場合は、教訓仕立てにするか、事実は曖昧に書いて感情の動きを明確に書くという対応はあるかと思います。
落ち込む期限を決める
落ち込むな、といっても多分それは難しいと思います。ただ、ほっておくと、際限なく引きずってしまうことも往々にしてあります。そしたら、どの程度まで落ち込んでいいか、目安を設定するといいと思います。例えば、恋愛事象でいうと、アプローチして脈がなかった場合は1日、うまくいきそうでうまくいかなかったら1週間、つきあっていたがふられたら1か月、といった感じで設定する、ということもひとつです。期間の中は落ち込んでてもいいよ、として期間がすぎたら立ち直るようにしましょう。感情のコントロールは難しいと思いがちで、意思の力で完全に抑え込むのは無理ですが、ある程度は意思の力、言葉の力でコントロールできることもあるかと思います。
どういった事象について引きずるかは人それぞれで、例えば人によっては仕事もあるでしょう、投資もあるでしょう、恋愛もあるでしょう。そういった引きずりやすい項目については、基準を設定しておくことが望まれます。
まとめ
辛いとき、嫌なことというのは生きていれば絶対にあります。そこで、落ち込むのは仕方がないことですが、ずっと落ち込んでいるとその間の時間が止まってしまうので、早目に起き上がるようにしたいですね。