突然ですが、年収100万円から年収500万円になったのと、年収1000万円から年収500万円になったのでは、意味合いが異なるし、受ける精神状態も異なります。今回はそんなことをば。
やっぱり、上がり調子にある時と下がり調子にある時で状況は大きく異なります。下がり調子のときは、精神的に結構負担が大きいです。下がったことによる苦痛もあるし、このまま下がり続けるのでは、という不安もあります。この下が見えない不安というのは、なかなかな苦痛でもあります。
これは、企業の業績でもそうですし、個人の体調もそうです。また、事業承継なんかもそうでしょう。やっぱり、承継した事業が徐々に毀損していくのは、後継者にとってはなかなかな苦痛です。あとは、典型的なのは、老いでしょうか。老いにより、心身の機能が落ちていくのは、しんどいのだろうな、、と。
でも、これは避けられないものであります。やっぱり、人生上り坂ばかりではなく、下り坂もあるでしょう。人によっては、ずーっと下っている、ということもあります。でも、諦めずに粘っていれば、上り坂に入ることもできます。
大切なことは、逆境でも腐らずに粘って、少しずつでも這い上がっていく、という、心性が必要なのでしょう。こういう時は焦って一発逆転を狙ってしまいます。ですが、一発逆転は当たれば元に戻る、もしくは、それ以上のところに行くのですが、外せばもうそれっきりだし、その際に大きなダメージを喰らってしまう可能性もあります。あと、逆境こそが人を鍛える、ということで、逆境でも投げずに地道に淡々と手を動かし続ける、ということがいいでしょう。