肩書きと権力の関係を考えてみました

肩書き、権力、切っても切れない関係があります。肩書きと離れては権力は存在しないし、他方、肩書きで権力は決まらない。今回は、そんなことをば。

権力と肩書きは一致するとは限りません。肩書きがある人が権力を持つ、、、と、必ずしもそうではないのですよね。例えば、会社組織であっても、肩書きは社長、副社長、、、と並んでいても、実は権力を持つのは副社長だったり、社長秘書だったり、社長の奥さんだったりすることがあります。歴史的には、秦の始皇帝や二代目皇帝が最も肩書きはあったのですが、実際の権力はお付きの宦官が持っている、ということもありますし。もちろん、一致していることも多いのですが、必ずしもそうとは限らない。

とはいえ、肩書きは権力の源泉だったりもします。肩書きがあるからこそ、人はそれに従う、となります。それは、上述の例でもそうで、例えば、副社長であれば社長の肩書きと自分自身の肩書きが権力の源泉となるし、社長秘書や社長奥さんは社長の肩書きが権力の源泉で、宦官は皇帝という肩書きが権力の源泉となります。

ということで、肩書きと権力、なかなか、完全に一致しているわけでもないですが、とはいえ、肩書きは権力を補完する働きがある、といえます。この状況とどう付き合うかは別項で考えてみたいと思います。

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