仕事、恋愛、友人、あらゆる関係があります。きちんというべきことを言わないと、人間関係が悪化します。今回はそんなことをば。
例えば、恋愛において、その人のことが好きになり、その人に逃げられたくない、と思うことありますよね。そういう状況において、喧嘩したり、考えが異なったりした場合、つい、言い返せずに相手の言いなりになってしまう場合があります。そうなると、自分の中にモヤモヤやイライラが溜まり、人間関係が悪化し、結局は別れてしまう、ということあるでしょう。
あとは、仕事関係なんかだと、支配従属関係になってしまうことあります。大手下請け関係で、取引関係に不満があっても、なかなか、文句を言えずしんどいまま、関係が続いてしまう。とか、職場でも、自分が嫌だと思うことが言い出せず、それが積み上がってしまうと、相当、しんどい状況で働き続けないといけません。
人間の本性として、言いやすい人には言いたい放題で、言いにくい人には遠慮する、ということがあります。なので、言いたいことを言わずに溜め込んでしまうと、その人にとって「言いやすい人」になってしまい、ますます、言われてしまいます。つまり、人間関係は我慢すれば我慢するほど、実は、どんどんと悪化してしまうわけです。
恋愛や友人関係だと、相手が不自然と感じ、離れてしまうことがあります。逆に、仕事や取引だとどんどん自分の立場が悪化してしまうということがあります。人は波風を立てるのを嫌う性向があるので、つい我慢するのですが、これが、長期的にはマイナスです。
とすれば、どうするか。まずは、できる限り、自分が我慢しないといけない、という状況を作らないようにする。ということです。その人に対する依存度が強いと、なかなか、言いたいことも言えないですよね。そうはならないように、依存度を減らす。特に、事業であれば、収入源や顧客を複数持って、一つでダメでも、もう一つ持つようにする。
もう一つは、やっぱり、勇気を持つことでしょう。勇気を持って、いうべきことを言えば、むしろ状況は好転することも多いです。自分が心配に思ったことが、必ずしもそうでない、というような。もちろん、言い方は大切で、感情に訴えるのか、理路整然というのか、相手に合わせることも必要です。時として、関係が切れることを覚悟してでも、いうべきことはいう、ということも必要でしょう。
ということで、どんなに関係を失いたくなくても、むしろ関係を失わないためにも、いうべきことはいったほうがいいのです。