続けること、世間的にはいいことのように思えます。続けることができない人は飽きっぽい、なんて言いますからね。ですが、続けることは怖い面があります。今回は、そんなことをば。
まずは、悪いことを続けると、その効果が増幅してしまいます。続けることがいいことなのは、「いい」とされていることを続けるからであって、悪いことを続ければ、状況はどんどん悪化していくばかりです。例えば、不健康な生活やギャンブル、浪費、ということを続けてしまうと、自分の健康や財政状態はどんどんと悪化していきます。なので、問題行動はどこかで止めることが必要でしょう。
あとは、無駄なことを続けてしまう。これは、悪いこととはちょっと違い、いいことでもあります。例えば、試験であレバ受からない試験を延々と続けるとお金や時間がもったいない、報われない恋愛を続けても結局報われず、また、別にあるはずのチャンスを逃してしまう。達成できないことをどこまで続けるのか、ということがすごく難しい。
あと、最大の問題は、続けていたことをやめるのは非常に難しい。習慣化の落とし穴です。これは、悪いことだと、嗜癖になっていることも多く手放せなくなってしまっている、ということあります。あと、達成することをやめると、今までの努力がなくなってしまうと考えると、なかなか、やめられない。これは巷ではサンクコストの罠、と呼ばれるものです。ですので、続けてしまったものをやめるのが難しいということです。
今回、教訓として残すのであれば、続けることそのものが尊いのではなく、「何を」続けるのか、が大切です。人生を豊かにするものを続けれるように心がけたいものです。