あなたの会社のJokerを使うための落とし穴とその対策

Joker、ポーカーや大貧民などでは、なんでもできる万能なカードとして使うことができます。なので、ここでは、会社のJokerというのは、マイナスの意味あいではなく、どんな業務でもきちんと対応できる超優秀な人材、という意味で使っています。そういう人、案外とうまく活用しきれていない面があるので、今回はその要因と対策をば。

まず、その人に仕事が集中してしまう、ということがあります。なんでもできる、ということは、その人に業務をお願いしたい人はたくさんいて、どんどんと、業務をお願いします。そうすると、その人がたくさん仕事を抱え込んでしまいます。その人が、きちんとSOSを出してくれればいいのですが、それができないと、仕事が回らなくなったり、体を壊してしまったり、仕事をやめてしまったり、、という弊害がおこりがちです。

もう一つは、他の人でもできる仕事をしていないか、、ということです。これは、組織として横並び意識が強いと、そうなってしまいがちです。特に、同じ会社や部の人から「なんであいつだけ、別の仕事をしているんだ」というような不満が起こったりすると、つい、そうしてしまいがちです。これは、仕事を振る側がきちんとJokerの力を見抜いていないと起こりがちです。ですが、他の人でもできることは他の人がすればいいわけで、JokerはJokerしかできない仕事をしないと、組織としてはマイナスです。

それぞれの事例においては、結局、Jokerの力を活かしきれず、組織にとっても、本人にとってもマイナスです。なので、これについてきちんと解決していくことが必要です。

まず、考えるのは入り口。つまり、その組織にとって、Jokerは必要かどうかという観点です。能力が高くても、その能力が組織にフィットしないこと、往々にしてあります。なので、その人を採用するかどうか、という観点が必要です。Jokerは能力が高いので給料が高くなりがちなので、不必要に採用すると業績を圧迫するし、もし、給料が低くても、Jokerの側が不満を覚えるので退職してしまうということなります。

採用してしまったら、きちんと、内容としても量としても、その人にあった仕事を割り振ること。そんためには、Jokerの能力をきちんと見抜くのと同時に、業務量や業務時間をウォッチし、キャパシティーを超えすぎないようにする必要があるでしょう。

というわけで、Jokerがいると、その人に依存しがちですが、きちんと活用できるように、マネジメントすることが絶対的に必要です。

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