今という時間を精一杯生きる、意外と難しいことです。じゃあ、どうやったら今を充実できるか感がてみました。
人は過去に悔やみ、未来を恐れる、そういう傾向があります。過去についてだと、こうすればよかった、こうしたらどうなったのだろう、ということを考えてしまいます。特に大きな失敗や不運があると、どうしてもそれを悔やんだり、呪ったりしてしまいます。
逆に未来について、不確実性がなくなることはないので、何かしら、不安になってしまいます。青年期であれば受験やキャリアを、壮年期であれば仕事や家族を後は健康もありますよね。高齢期になれば、仕事はないかもしれませんが、病気や死を。どうしても、不安に思おうとすれば、いくらでも思えるので、未来に対する不安が高まってしまう、ということはあります。
ただ、そうやって、過去や未来に囚われることにより、今が希薄になってしまいます。でも、過去は取り戻せず、未来は今の積み重ね、と考えると、実は、今を充実させることが最も大切なのでは、と思うわけです。
逆に、今という時を充実させようとすれば、過去や未来は気にならなくなり、精神的にも充実してくることとなるでしょう。
もちろん、過去を振り返りそれを今や未来に活かすこと、未来を描きそれを向かうよう今を過ごすことも大切です。このように肯定的に過去、今、未来をつなぐ、ということも、今を充実させるために大切なことだと考えるわけです。