ときには、諦めることも大切

漫画、スラムダンクに出てくる名言で「あきらめたらそこで試合終了だよ」という言葉があります。確かにその通りですが、そこには、隠れた前提や落とし穴があります。今回はそんなことをば。

何が隠れているか、というと、自分の意思とは関係なく期限が区切られていること、です。つまり、自分の意思で諦めなくても、時間がくれば、そこで終了になってしまう。これが、ここでのキーポイントととなります。

どういうことかというと、人生において、自動的に期限が区切られる、ということばかりではなく、自分自身で期限を切らないといけないことが多いです。夢、目標、という一見華やかに見えるものは大体このような落とし穴を内包します。資格試験なんかそうですよね。

こういったことは、時間をかければかけるほど、確率が上がると思いがちです。ですが、実際は、どんどん成功確率が下がっていく、ということは多いです。やっぱり、年齢や資金、集中力が落ちてきてしまうのです。

でも、時間やお金をかければかけるほど、諦めることが難しくなってきます。諦めなければそこは夢や目標を達成するための犠牲として正当化されますが、あきらめた瞬間にそこに投じた時間やお金は無駄だった、という現実を突きつけられてしまうから。

なので、このループにハマってしまうと、なかなか、抜け出すことは難しく、場合によっては外的要因により諦めざるを得なくなるまで、頑張り続けてしまいます。そうすると、時間やお金のロスがどんどん拡大して、無駄が多くなってしまいます。

ということで、どこかの時点で、スパッと諦めることが必要、という時期が出てきます。まあ、そこをどこに置くのか、というは、人生の大きな決断となりますが、よりよく生きるためには、必要な決断と言えるでしょう。進むの難しく、でも、撤退はそれ以上に難しい。ですが、時として、痛みを感じつつ撤退という判断をすることも求められるわけです。

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