なんとなく気になるけどすぐに対応できないこと、ありますよね。すぐに対処できないだけに具体的にどうすればいいか、難しい。そういうことに対して処方箋を書いてみました。
例えば、従業員間の人間関係が微妙なことになっている、体の調子がなんとなくおかしい、親族の体調が悪そうだけど本人はあまり気にしていない、お客様の反応がしっくりこない、自分もしくは近しい人が、自動車を運転している折にすったり軽くぶつけたりしてしまう。
こういう場合、現実的な問題としてはすぐになにか影響が出ることではないので、つい、後回しになりがちです。それでなにごともなくすめばいいのですが、場合によっては時の経過当により問題が大きくなり、顕在化した時には解決が難しくなっている、という場合もあります。
可能であれば、頑張って、問題を解決してしまうと楽です。問題が起こるまえに先んじて問題を解決できるので、これができれば理想的。
ただ、必ずしもそれが最善ではなく様子をみたほうがいい、という場合もあります。自分は問題を適切に認識していたとしても、周囲の人が問題を認識していない場合は、あえて問題が大きくなって、周囲の人も「それが問題だ」と思えるようになってから解決したほうが効果的、ということもあります。単純に、時間等の解決するためのリソースが出せない、ということもあるでしょう。また、意識に乗せ続けると、今でもできそうな解決策を思いついて解決できる、ということもあったりします。
そういう場合に最も大切なことは、問題を意識し続ける、ということです。様子を見る、ということであれば、それをおろそかにしない、ということになります。そして、解決に乗り出すべき時期に来た時に速やかに手を打てるよう準備しておき、時が来たら実行する。こういうとき、往々にしてあるのが、忘れてしまいそのまま放置してしまった、臭いものにふた、という感じであえて考えないようにしてしまう、ということがあります。こうなってしまうと、問題が顕在化しても気づくのが遅くなり必要な手が適時に打てなくなってしまいます。
ということで、すぐに解決できない問題もできる限り意識に乗せ続ける、ということが大切です。それにより、必要な時にタイムリーに手を打ち、問題が大きくなることを防ぐことができます。くれぐれも臭いものに蓋にならないよう注意ください。