時として、「なんて俺はつまらない人間だ」とか、「わたしと話しても面白くないよね」と思ったり、口に出てしまったりします。と、考えいると、本当にだめになってしまいますよ、というのが、今回はそんなことをば。
そういう思いが言動に現れてしまい、それが、その人の話をつまらなくさせる、ということがあります。言った後に自分を否定してしまいがちです。例えば、ハワイが好きだったとします。そういうときに、「ハワイ好きなんて、ありふれていますよね。」て言われてしまうと、「そんなことはないのに」と思いつつも、話が膨らませることがしづらかったりします。同じハワイ好きでも、「ありふれているかもしれないけど、わたしはハワイが好きなんです」と言われれば、「どこがいいですか?」、「それはどうしてですか」とか、会話が続けやすいのです。つまり、語尾に自分の感情が出てしまい、それが話を盛り上がらせなくしているわけです。
あとは、自虐的な言葉は、聞いている人を幻滅させます。私なんてつまらないですよね、と言われてしまうと、最初は、「いや、そんなことないよ」、とか、慰めるのですが、あまりに繰り返されると嫌になってしまいます。おそらく、話す方は、否定して欲しい、とか、慰めてほしい、と内心思っているのですが、聞かされる方としては辛い、ということです。まあ、たまにならいいのですけど。
あとは、わたしの話なんてつまらないんだ、と思っていると、会話とかの中で、自分の話をせずに済ませがちです。自分のことなんかつまらないから、話さないでおこう、という心理規制が働きがちです。そうすると、会話が成立しなくなってしまい、「この人、なんか面白くないなー」とか、「話が弾まないなー、」とか、「あまり自分のことを話してくれないなー」というような印象を持たれがちです。そうすると、自分が考えていることとは別のメカニズムで、結局はつまらない人になってしまった、というわけです。
ということで、自分のことをつまらない、と思うと、本当にそうなってしまう、予言の自己成就ということです。じゃあ、どうやってそれを解決するか、というのは、別の投稿で考えてみることにします。