借入金が財務に与える影響を考えてみた

事業でお金を借り入れる、ということは、事業を行う上で非常に大きなメリットがあります。手許資金の確保や、設備資金の調達、というところで、借入により事業拡大のスピードを上げることができます。ですが、デメリットもあるので、特に財務的影響について考えてみました。

一番、考えたいのが、返済がキャッシュフローに与える影響です。お金を借りたのであれば、返済ということしなければなりません。返済すると当然にその分資金が社外に流出します。そのため、それ以上の資金を営業活動等から調達しないといけません。借り換えとかができても、結局、借入残高が減らないと延々と利息をとり続けられてしまうので、返済して借入金の残高は着実に減らしたいところです。この返済資金の怖いところは、経費ではないので、損益計算書に反映されないことです。損益計算書だけ見て、損益がトントンだからいいや、と考えていると落とし穴にはまることになります。

もう一つは、貸借対照表における財務安定性です。つまり、あまりにも借入額が純資産より大きくなるとよろしくないということです。確かに、流入する資金が返済額より大きければ、問題はないんです。ただ、突発的な事象により、一時的にお金が入っていなかった時に、純資産が少ないと返済が難しくなってしまいます。なので、ある程度は、純資産と借入のバランスを考えることは必要です。そうそう、資産側も固定資産のように長期に回収がかかるものよりは、当座資産が多い方がいいようです。

最後に、まあ、利息の影響です。利息の場合、経費となるため、損益に悪影響を与えます。そのため、お金も出ていってしまいます。まあ、経費になるので、税金も減るし、モニタリングもしやすいのですけどね。あと、借入の元本が大きくなると、必然的に利息の額も大きくなるので、それもあってできる限りに借入の額は減らしたいところです。

ということで、借入金の財務に与える影響を考えてみました。借入金のメリット、デメリットがあるなかで最適な水準を考えてみたいところです。「

未分類