松本には3010運動というものがあります。これは、宴会の時に、食べ物がなるべく残らないよう、作られた標語です。今回はそんなことをば。
これは宴会が始まった最初の30分と最後の10分は席に戻って食事をしましょう、という趣旨のもの。
それだけ、、、とも、思うのですが、なかなか、宴会の本質をついている標語なのです。
宴会が盛り上がると、酌をして回ったり、話に熱中にしてしまい、食事をついせずに時間が流れてしまい、結局、大量に料理が余ってしまった、ということ、結構あります。
ぼくは、昔、居酒屋でバイトしていることがあったのですが、こうやって料理が大量に残って、洗い場に運び込まれると切ないですね。
ここで、最初の30分だけでも、自分がもといた席で食べることに専念させると大分食べ物が減ります。宴会の特質上、最初の30分で結構料理が出てくるのですね。
それと、最後の10分。ここでは、最初の30分以後に出てきた料理が余ってたりします。それをこの10分で食べると、全て食べつくせなくても、なにもしないよりははるかに食べてもらうことができます。
あと、こういった標語があることで、人に言いやすい。こういう標語がなく、「宴会ではできる限り食べましょう」といっても、道徳的すぎて、流されてしまう、ということもあるし、言いにくい。それよりは、3010運動、という言葉があれば、いいやすいし使いやすい。
ということで、久しぶりの松本ネタとして、3010運動をとりあげてみました。結構、いいことだと思うので、他の地域に展開したいです。