部下としてどう評価されているか、気になりますよね。特に難しいことを振られた場合、「こんなことできねぇよ、、。どう評価されるのかな~。」とか「こんなの簡単だからさらっとすまそう。」とか思いがちです。ですが、意外とそこには罠があります。
難しいことは加点主義で評価される
上司の立場に立った場合、難しいことを振る時は加点評価する傾向があります。つまり、上司として難しい仕事を振る時には、内心、「これは彼に任せても大丈夫かな~、無理かもな~、頑張ってくれるといいな~。」と思いつつふります。そしてその結果が自分の予測に反してうまく言った場合、「おおっ、なかなかやるじゃん。」といったいい評価につながります。他方、うまくいかなかったとしても、「まぁ、しょうがない、これは難しかったし。。」ということで減点の評価にはなりにくい。このように、難しいことは、加点で評価される傾向にあります。
簡単なことほど減点で評価される
逆に簡単なことほど、減点評価されます。これくらいできるだろう、と考えていて、思った通りの結果がでてこないと、「なんだ、こんなこともできないのか、、」という気持ちになってしまいます。逆に少しくらいできても、「ま、そりゃそうだよな。」で済んでしまう。多少のうっかりミスは許されるかもしれませんが、続くと結構な減点要因となっていしまいます。
部下の立場として気を付けるべきこと
まずは、減点を減らしましょう。つまり、簡単なことほど、ミスをしないようにする。そうして、減点対象となる項目を少しでも減らしていくことが肝心です。1回1回は大したことがなくても、これが積み重なるとそれはそれで、評価は高くなります。ゲームでもノーミスが続けば「おっ!」となるように部下の評価も「おっ!」となります。
また、難しいところはベストを尽くすが無理はしない。評価は気にせずできるところまで、やって上司の判断にゆだねる、ということになります。また、無理をしせず、難しいところは難しいといえば、きちんとサポートしてくれるはずです。あまり、引っ張りすぎて、できませんでした、というと評価が下がってしまうので、できない場合は早めに伝えること必要です。
さらには、上司の簡単/難しいの判断は主観的だったりもします。結構、軽々頼んでくること、ありますよね。自分が難しいと感じて、上司が簡単と感じているところは、自分にとって難しいこととその理由は明確に伝えましょう。これがないと、不本意に評価が下がってしまうことも起こりえます。
上司の立場としては
可能であれば、難しい仕事、簡単な仕事バランスをとって、振るようにしましょう。そうすると、加点項目/減点項目それぞれが現れるようになるので、比較的評価しやくすくなります。また、難しい仕事ばかり振ると部下が疲弊するし、簡単な仕事ばかりふるとやる気を失ってしまいます。バランスが必要ですね。
次は、部下にとっての簡単/難しいを適切に判断するようにしましょう。上司の立場に立てば、「こんなんちょちょいのちょいだよね。」とか「秒殺ですよね。」とか思いがちです。必ずしもそうとは限らず、手を動かす、ということはそれなりに大変だったりもするので、そこは理解するようにしましょう。後は、部下の職階に照らして、これはできるはず、こりゃあ無理だ、という判別も必要でしょう。
まとめ
難しいことは加点、簡単なことは減点で評価されてしまいがちです。それに応じて、部下の方は仕事の進め方を、上司の方は評価や仕事の振り方を考えるといいですね。自分自身もどこまできちんとできているか微妙だったりするところですが、自戒を込めて書いてみました。