以前、趣味の意義について書いてみました。そうはいっても、というところもあるので、趣味のマイナス面を少し考えてみることにします。
短期的な影響は少ない
以前、趣味は人生を深める、と書きました。ただ、それはあくまでも長期的な効果で、短期的な実益に対する影響は薄いです。
ここで、異性との出会いを例にとってみます。確かに、趣味をすることにより将来を一緒にするような異性と出会うこともあるでしょう。ただ、確率論的に考えるとそれが成就する可能性はそれほど高くないと考えられます。なぜなら、目的が異性との出会いではないから。異性との出会いを積極的に求めるのであれば、むしろ、合コン / 婚活パーティー / 結婚紹介所というところに行くべきです。
ということで、明確な目的がある場合はその目的にフォーカスしたほうがよさそうです。
趣味は金と時間を使う
趣味、深めようとすれば、深めるほどに時間、お金を使います。
例えば、水泳を例にとってみます。水泳といっても区営プールで泳いでいる程度であれば、2時間500円程度ですみます。ただ、オープンウォーターに出るとなった段で、必要なお金として少なくとも大会参加費、会場への移動費があります。また、ウェットスーツを買うとすると、5万円くらいはかかります。その他、練習をするとなれば、それなりな時間は必要となります。
このように趣味を深めると時間、金銭的ば負担もあります。それをどのようにバランスさせるかは考慮が必要です。
時には趣味以外の事象に焦点を当てる必要がある
人生、時には、趣味を犠牲にして、なんらかのことに焦点を当てる必要もあります。その場合は、趣味についてはある程度ほっておく必要があるでしょう。
例えば、新しい会社に転職したとき。転職したて、というのは新しい仕事を覚えないといけない、仕事のスピードも最初は遅い、ということもあり、そちらに専念することも必要です。ある程度、安定したら、趣味的なことにお金や時間をつかっていけるでしょう。
まとめに変えて~まずは、短期的なところから徐々の長期的なところへと
最初のうちは、短期的なところに焦点を当てて、そこが回るようになってから長期的にも焦点を当てていく、ことだろうとと思います。
メンターの鮒谷さんがいうには、「まずは、20日大根を育てて、それから稲を育て、最後に桃栗を植えていく。」といいました。これは、最初は短期的なこと(20日大根)に焦点を当てる、ただ、いつまでも短期ではまずくて、余裕ができたら桃栗を植えて、長期に徐々にシフトしていくことが必要だという教えです。
趣味はどちらかというと、長期的な活動となるため、豊かな人生を構築するには必要です。ただ、趣味に偏りすぎると、キャリア等短中期的な事項がおろそかになってしまいます。そうならないようにバランスを取っていく必要があります。