煮物と焼き物(炒め物を含みます)はそれぞれに簡単さ、難しさ、のあるところです。それについて、考察してみました。
焼き物の簡単さ難しさ
焼き物は、概してあまり時間はかからりません。特に焼き魚等の素材をあまり使わないものについては、そんなに準備の手間もかかりません。また、焼き物はそれほどたくさん一度に作らないので、多少、失敗しても無駄になる食材が少ない、というのもメリットです。
他方、焼き物の難しさは火加減です。特にハンバーグ等分厚い料理は外側が焦げていても、内側は生だったりすることもあるので、特に火加減、時間について慎重に対応する必要があります。薄切り肉であれば、火がとおったことがわかるので、まあ、なんとかなるのですが。これは、状況によって異なるため、料理の本をきちんと見て作ったつもりでも、うまくいかないことが往々にしてあります。
煮物の簡単さ難しさ
煮物は面倒くさい、という印象があるのですが、必ずしもそうではありません。煮物の簡単さ、というところでは、4人前とかであれば、料理の本を見てそのまま作ればだいたいうまくいく、ところにあります。もちろん、火加減はきにしなくてはいけませんが、焼き物ほどシリアスは話にはならないところがあります。
ただ、煮物の難しさとしては、色々な食材を使い一度にそれなりの量を作るため、もし、失敗してしまった場合、取り返しがつかない場合があります。特にこれは量を多く作る場合に顕著です。また、量を多く作ると、必ずしも分量の倍にすればいい、ということもないため、その調整がむずかしかったりもします。もちろん、時間もかかります。
まとめ
煮物、焼き物それぞれ火を使うものであるため、どちらとも相当の難しさがあります。ただ、火を使わない料理だと限度があるため、ある程度は火を使った料理を作る必要があります。それぞれの料理法の特質をみながら、練習を重ねていくしかないでしょう。