これから、年末年始休業がはじまります。海外にいかれる人も何人もいることでしょう。海外旅行に行く前にその国の宗教意識を学んでおくとさらに旅が楽しくなります。
街並み、暮らし向きと宗教
街並みや暮らし向きはその国で多く普及している宗教の影響を強くうけます。例えば、イスラム教が普及している国では、モスクが国の中に散在しているし、キリスト教では教会が多いです。これは、日本では、特に古い地域ほど寺がたくさんあることと似ています。その時々に応じて礼拝をしている人もいます。また、食事という面であれば、イスラム教の国ではお酒を飲むのは苦労します(これは国によりますが)。
もちろん、宗教で全てが決まるわけではありません。例えば、同じイスラム教が普及している国であっても、比較的お酒が飲みやすい国と、難しい国とでわかれます。ただ、宗教はその国のあり方に対して大きな影響を与えています。
勉強方法
おそらく、どの国のガイドブックにもその国の有する宗教の概略が書いてあると思います。大体の場合、見どころやレストランはよく読まれるのですが、それ以外のところもゆっくり読むようにしましょう。ちなみにガイドブックであれば、やはり、「地球の歩き方」が充実しています。手配旅行だと、あまり利用しない向きもあるのですが、読みモノとしても面白いです。
もし、もう少し、深く知りたい方は新書などの簡単に読めそうな本、というのを手に取ってみるといいでしょう。例えば、イスラム教であれば、以下の本がわかりやすかったです。
宗教観と旅行
宗教というと、それだけで忌避する人もいます。ただ、宗教はその国のあり方を規定しているので、知識としては知っておくべきだと思います。宗教をある程度把握していると、旅行している中で見えることが多くなります。旅行している時は、その国により執り行われている宗教について、もちろん信じる必要はありませんが、その意識を尊重することは大切かと思います。