業務効率化、をするにあたって、実は不安というものがつきものです。この不安に負けると業務効率化がどんどん先送りされてしまいます。今回はそんなことをば。
いくつか事例を挙げた方がわかりやすいので、少し考えてみましょう。
例えば、不要になった書類の処分をする場合。それも、法律で要請されているものではなく、保管が任意のものであり、かつ、ほとんど見られることがない書類が溜まっている、という場合ありますよね。そういう時、じゃあ、これを捨てよう、となった時に、「いやー、もしかしたら見たいと思うことあるかもよ」といって、「じゃあ、取っておきましょうか」となり、いつまで経っても書類が片付かない。
インターネットバンキングって、やっぱり、ハッカーとかウイルスとか怖いよね。じゃあ、インターネットバンキングや、クラウド会計、使うのやめておこうか、、。スタンドアロンで運用していれば安全だよね。最近は、ずいぶん減りましたが、以前はこういうお客さんもいました。
パスワードの管理、ウェブ系のサービスを使うには必須です。普通にウェブで、アプリを使えば、30以上パスワードを管理する必要が出てきます。そのために、Googleのパスワードマネージャーとか、その他パスワード管理ソフトを使おう、となります。ですが、それって怖いって感じませんか。ぼくも怖くて、実際に導入するのに、悩んでいたので結構時間がかかりました。
というように、業務効率化をするにあたっては、不安、という感情を覚えることが多いです。業務効率化は今までの方法を新しい方法にすることなので、不安という感情からは逃げられないです。この不安に負けて、前に進めない、そういう覚えがある人もいるでしょう。表に出てくる感情は、「面倒臭い」だったりもするのですが、その面倒臭いの裏側に実は不安がある人もいます。
ということで、業務効率化と不安、あまり同じ文脈で語られることはないのですが、不安という要素をどうやって解決するか、は、業務効率化を行う上で一つポイントになってきます。