人は、人にアドバイスをするときに、自分のことを、つい、棚にあげてしまうことがあります。それはそれで、意義のあることですよ。
つい最近のこと
先日、友人からとある悩みについて相談されました。その際、自分は「あまり周囲のこととかを考えずに、自分の気持ちに沿って行動したほうがいいのではないですか?」というアドバイスをしました。その時、友人はそれなりに納得したようです。
他方、その後、自分がそれとは別の件で悩んでいたときに、ふと、結局その友人と同じようなことを悩んでいたようです。つまり、自分も周囲のこと等を思い、自分の気持ちにを感じるということをおざなりにしてしまっていた、ということです。
他人事だと力を抜いてアドバイスできる
上の出来事からわかることは、「人のことは客観的に見ることができても、自分のことを客観的に見ることは難しい。」ということです。確かに、アドバイスをする時はどうしてもすべてのことをわかっているわけではないので、ざくっとした感じになるときはあります。ただ、自分だと細かい事情が分かっているだけに、逆に袋小路に入ってしまい、さまよってしまうことがあります。その点、人のことだとある程度俯瞰してみれるので、意外と本質をつけることができるわけです。
どのように人へのアドバイスを活かすべきか
なにか、困ったことがあった場合、信頼のおける人がいる場合はその人に相談できます。ただ、必ずしも相談に適した人が周囲にいるとは限りません。そのような場合には、似たような事例で誰かにアドバイスしたことがあるかどうか思い出してみるといいでしょう。そのような、事例があった場合、どのようなアドバイスをしたか自分の事例に持ち込んでみましょう。そうすると、案外と客観的な結論が得られるかもしれません。また、そうでない場合でも、そのことで友達が悩んでいたらどうアドバイスするか考えてもいいかもしれませんね。
まとめ
友人にしたアドバイス、意外と自分の意思決定に応用できます。そのためにも、友人から相談された時には真摯に対応するべきでしょう。