失敗した、、という場合、どうしても自分の表面を取り繕ってしまうことがあります。ただ、取り繕うことは問題をさらに悪化させることにつながります。具体的にどうするか考えてみましょう。
相手の不信感を増幅させる
失敗した、ということで下手に取り繕おうとした際に、場合によったら相手からの不信感を増幅させる可能性があります。もともと、失敗している、という事実がそこにはあるわけです。もちろん、相手からすべてのことが見渡せているわけではありません。ただ、取り繕うとしたときには、どうしても言動や行動に不自然な点が現れやすくなります。その不自然な部分に気づいてしまうと、相手からの不信感が大きくなってしまう可能性があります。
取り繕うことに時間・労力を割かれる
取り繕うと、そのことに時間・労力を割かれ、本来の問題解決に至らない場合があります。つまり、取り繕うとした場合、事実をどのように、こちら側の思惑どおりに伝えるか、ということに時間・労力を使うことになります。そのため、失敗の解消に使う時間・労力が少なくなってしまいます。
また、取り繕っていることにより、相手方の協力を得られる機会が失われてしまいます。これは、うまく取り繕えば取り繕うほど、相手方はうまくいっていると思うので、協力はしないでしょう。
解決はやっぱり
結論としては、取り繕うことはやめましょう、という至極当り前のことに気づきます。ただ、この当たり前のことがなかなか難しいので、どうすべきか考えてみます。
まずは、可能であれば、信頼のおける第三者に相談してみましょう。とういのは、失敗が発生した時には、本人は動揺してしまって、客観的な判断ができなくなります。また、どうしても失敗したい、ことは隠したくなるものです。そこを、第三者に相談すれば、ある意味他人事であるため、客観的な判断が可能です。おそらくは、取り繕わないほうがいい、という形でアドバイスするかと思います。
個人としては、取り繕わない勇気を持つ、ということではないでしょうか。失敗して動揺している中で、どう取り繕うか考えている自分と、正直にいった自分が葛藤していると思います。であれば、正直のほう肩を持ってみるという勇気が大切です。注射も打つ前はいやですが、打ってしまえば後は気楽です。
まとめ
もちろん、責任問題ということもあるので、時には取り繕わないといけないこともあるかもしれません。その場合であっても、取り繕うことのマイナスを踏まえておく必要はあります。