会社人として持つべきマインドセット、前回は人間関係編をとりあげました。今回は会社人として、どのような知識スキルを身につけていくか、もちろん具体的な知識内容は職種によって異なりますが、今回は原則的な考え方をとりあげます。
まずは今の職種に近い内容を
自分が就職/転職したとき、もしくは別の部門に異動したときのように新しい職種を始めた場合は、まず、その職種に必要となる知識、スキルを身に着ける必要があります。仕事をはじめたばかり、というときは経験がない分どうしても仕事に手間取りがちです。そのため、それに直結する知識、スキルを身に着けることにより、経験の不足を学習によりうめる必要があります。例えば、営業から経理に異動した場合であれば、経理として必要となる会計税務の知識、ソフトの操作方法等を習熟する必要がありますよね。
自分が進むべき、進みたい方向に関するものを
新しい仕事を始めてからしばらくたつと、その仕事に慣れてきますよね。そうすると、次に自分がどういう道に進みたいか、それに関する知識スキルを勉強していく必要があります。この場合、明確に進みたい方向が見えている場合、その方面について勉強します。例えば弁護士になりたいというような場合、法律の勉強をします。そうでない場合であって、いくつかやってみたいことがある場合であれば、広く浅くこれらの分野について勉強します。まあ、ネットや書籍(入門書)で、この段階ではあまりお金がかからない方法で広く知識をつけておくといいでしょう。こうすることにより、将来進みたい方向に進みやすくなります。
一般的な事柄を
ある程度、今の仕事に慣れ、かつ、特に進みたい方向も見えない場合、広く使えるような知識、スキルを身につけることを考えましょう。そうすることにより、今の仕事でも、将来の仕事でも広く役に立てることができます。ビジネス書著者である、本田直之さんはこのような場合の学習内容として、「金融、IT、語学」をあげています。この場合の金融は世の中の流れの他に個人としての資産運用も含まれていると思います。いずれの項目も、今の世の中であればどこでも使えるようなものでしょう。もしくは、コミュニケーションスキル、マネジメント、等もこういったどこでも広く使えるような知識スキルとなります。
もしくは、今の仕事や将来の方向とは全く異なるものを学ぶ、ということも自分の世界を広げ、今の仕事、将来の方向性を考えるにあたって、有効となります。
まとめ
会社人として一人前にやっていくためには、常に、必要となる知識スキルを取得することが必要となります。その場合、自分の置かれているステージや方向性により学ぶべきことが変わってきます。
上記は会社人としてのマインドとなります。個人としてのマインドセットは友人の中村さんがこちらの動画で紹介しておりますので、興味のある方は是非にご覧ください。