一人暮らしの人、なかなか、料理をしようとは思わないことでしょう。このシリーズでは、そんな、料理をあまりしない一人暮らしの人のために、一人暮らしのスペシャリストとして、少しまとめてみました。若干、以前と書いていることと重複することもあるかもしれませんが、切り口を変えている、ということでご了承ください。まずはメリットから。
食費を安くあげることができる
やっぱり、一番の理由はこれとなります。やっぱり、外食、高いですよね。夜、普通に食べても1,000円近くかかり、そこにお酒を付けたりすると、あっという間に2,000円超えてしまいます。おそらく、自炊すれば、原価はその半分以下に抑えることができます。それが毎日続けば、一月で1~2万円くらいの差はできてしまいますよ。お金を貯めたい人は、是非、自炊の導入を検討しましょう。
健康的な食生活を送れる
次は、健康的な食生活、ということが挙げられます。安さだけを追求するのであれば、1コインランチ、チェーン店等をあたることにより安くあげることができます。ただ、そういうところのご飯、栄養的なところを考えるとどうか、と思われるようなところもあるでしょう。外食だと、野菜が不足しがちで、少し健康的に焼き魚定食を頼んだとしても、野菜は小鉢にちょこっとしかでてきません。一般的に、1日に野菜を350グラム食べるべき、といわれていますがこれだと、全く、そこに到達しないでしょう。
でも、自炊をすれば、自分で食べるものを決めることができます。そのため、栄養価を考えて献立をデザインすることができるわけです。例えば、野菜を大目に使えば、その分野菜を食べることができます。
趣味と家事を一緒にすることができる
食事をする、つくる、ということは毎日生きていくうえで不可欠なことです。ある意味、やらなくてはいけないこと、ですよね。でも、ここで料理を趣味とする、としてみましょう。3食とるとすると、1日に趣味を3回することができます。このように不可避的なものを楽しみにしてしまうと、より、生活をすることが楽しくなります。なお、「趣味は料理です。」というと結構受けるので、お勧めです。
段取り上手になれる
料理をすると段取り力が磨かれます。複数の料理を同時並行で作る必要があるため、手順や流れを考えるからです。
例えば、献立として焼き魚、肉じゃが、味噌汁、ごはんを作る、ということを考えてみましょう。この場合、やみくもに作ってしまうと、手待ちが多くなってしまいます。考えられる順序として、まず、ご飯を研いで炊く(僕は時間がないときは吸水させずすぐ炊きます)、そこから肉じゃがの材料を切って煮始める、その後魚の下ごしらえをし、味噌汁を作る、最後に魚を焼く、という流れだと、概ね料理全部が完成しています。これを、例えば、焼き魚、味噌汁から作ると、まだ肉じゃがができなかったみたいなことになり、手待ち、タイムロスがでてしまいます。
このように料理は段取りが大切となるので、やっているうちに徐々に身についてきます。
まとめ
自炊をする、と金銭的にも、健康的にも、趣味的にも、得られるところがあります。段取り力が付けば、仕事にも生かせるでしょう。そうはいっても、色々と難しい面もあるので、それについて検討していきましょう。