プレゼンテーションを考える(9)~プレゼンの自由度をどう調整するか

プレゼンテーションについて友人と話していた時に、プレゼンテーションの自由度をどうあげるか、ということが話題になりました。それについて以下の様にまとめました。

自由度と難易度の関係

プレゼンの自由度を上げるとどうなるでしょうか。自由度があがると、ライブ感が出せる、思い付きを話せる、聴衆の顔見ながら調整できる、ということがあります。逆に、自由度が少ないと、あらかじめ決められていることを淡々と話すということになります。とすれば、自由度をあげるとプレゼンの面白味は増えそうです。

他方で、難易度ということであれば、自由度が高くなればなるほど大変になります。自由度が低いものでよい場合は、リハーサルをしたり、台本を作ったりして、事前に準備ができますが、自由度が高いと事前準備がしにくくなり、テーマに対する習熟/プレゼンそのものの巧拙が問われることになります。

自分の能力やスタイルを勘案してどの程度の自由度にするかきめるといいでしょう。

決められた文章を朗読

事前に文章を作っておいて、それを読み上げるのが一番自由度が低い方法です。例えば、結婚式のスピーチとかで、人前で話すことが不慣れな人が良くやる方法ですね。ただ、この場合、つまらないスピーチだ、言われることもあるので注意しましょう。

箇条書きが多いパワーポイント

パワーポイントとなると、箇条書きが多いものは、自由度が低くなります。箇条書きを使うと、まずはその文章を読む、そこから追加的な説明をする、という流れになることが多くなります。つまり、箇条書きにより説明すべきことが決められてしまうので、これが多くなるとおのずから話す内容も決まり、割と自由度は低くなります。

絵や一文だけのスライドになっているパワーポイント

逆に、スライドに文書量が少ないものは自由度が高くなります。一つの文書しか書いていなくても、その説明がします。ただ、文書が多い場合と比べ、説明の部分、つまりスライドに書かれていないことを話す量が多くなりますのでその分言いたいことを調整することができるようになります。そうすると、自由度が割合高くなります。

なにも持たずにプレゼンを行う

究極的に自由度が高いのはなにも準備しないことでしょう。パワーポイントを利用すれば、どんなに文章量を少なくしても、順序等については制約を受けてしまいます。なにも持たない、とすれば、順序、話す内容、説明の濃淡をすべて自由に操れる、自由度は極めて高いことになります。ただ、これは相当難易度が高いので、採用する場合は慎重に。ただ、これをうまくすると相当説得力の高いプレゼンができると思います。

まとめ

このようにプレゼンの自由度を上げるにはいくつかの方法があります。自分の習熟度合等に応じて自由度を調整したいところです。

 

 

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