先日、CBL – Dubai Business schoolについて、レビューを書きました(http://www.crossborder-accountant.com/to-whom-would-like-to-learn-dubai)。それに関連して、少し、ドバイについて説明します。
アラブ首長国連邦の一つ
ドバイは国の名前ではありません。正確にはアラブ首長国連邦(United Arab Emirates, UAE)の、首長国の一つです。UAEは7つの首長国(アブダビ、ドバイ、ファルージャ、他4首長国)から成立しています。首長国は世襲制の首長による君主制をとられているようです。UAEの場所は、アラビア半島の真ん中あたり、ペルシャ湾に面しています。
この中で、ドバイはアブダビに次いで、2番目に中心的な首長国とされています。
ドバイの産業構造
ドバイの主要産業は、物流、貿易、金融、旅行とされています。つまり、モノを作るより、モノ、金、人の流れを媒介にするような、産業を中心としております。背景としては、①関税、付加価値税(VAT)、所得税が低いもしくはない、②アブダビでかなり石油が産出されるので、石油以外のビジネスを大きくするような国策があった、③地理的にヨーロッパ、アフリカ、アジアのどこからでもアクセスしやすくそれをいかした産業構造にした、という点があるようです。
なお、こういった特質をいかし、ヨーロッパの企業は、中近東エリアの統括会社をドバイに設立することもあるようです。
言語環境はアラビア語、英語
主要言語はアラビア語です。やはり、アラビア半島の国だけあって、それはそうだ、というところです。ただ、この国はかなり英語が通じます。それは、もともとの現地人(emirateといいます)はいわば特権階級で、労務の多くはインドやパキスタンからの移民によってまかわなわれています。また、現地人も高校で徹底した英語教育を受けているらしく、かなり英語はできるようになっています。ちなみに私がドバイにいた時はほとんど英語で通しました。
宗教はイスラム教
ドバイの宗教はイスラム教です。これは、地理的要因からも、そうなるところでしょう。ただ、ドバイの場合は、産業構造上海外に開いていること、また、移民が多いことからも、比較的緩やかなイスラム教となっております。例えば、外資系のホテルであれば、飲酒をすることができる、であるとか、または女性と話をしていてもそれほど白い目で見られることはない、ということです。ただ、ベースはイスラム教であるため、そこは尊重するように行動することが必要です。
観光をするには
ドバイの観光スポット、まずは、デザートサファリでしょう。砂漠の中を、4WDで駆け抜けたり、夕日をみたりするのはなかなか圧巻です。また、街並みはアラブの国らしく、バザールやモスクが結構あるので、そこをぶらっと歩いてもいい。その中でブージャタリーファ(burj khalifa)という高いビルがあるのでそこからの景色は最高です。のんびりビーチリゾートもいいですよね。観光バスが走っていたので、それに乗りながら、いくつかのスポットを巡る、ということでもいいでしょう。ドバイからは出ますが、アブダビも近いのでそこもおすすめです。特にシェイクザーイドモスク(Sheikh Zayed Mosque)は壮麗で一見の価値ありです。
まとめ
ドバイという国、注目してみるとなかなか面白いです。観光するだけではなく、産業や宗教といったところも見てこれるといいですね。