チームを作る時、つい、「能力が高い人」を求めがちです。しかし、価値観を共有できる、ということのほうがその場での能力の高さより、チームとしてはずっと大切です。
能力は高くても
能力が高いほうがあげることできるパフォーマンスが高いため、一般的には能力の高い人を組織にいれるべき、といわれております。
能力は高くても価値観の共有がなされていないとチームとしてはしっくり行きません。価値観の共有がなされていないと別々の方向をみてしまいコミュニケーションがしっくりいきません。また、リーダーがこうしたい、と思っても、メンバーの価値観が異なる場合、リーダーの指示に快く従うことができなくなります。そうなると、お互いが面白くない、ということになるでしょう。
これ、能力が高い場合は、それに伴いプライドが高く、自分が思うようにやりたい、となる傾向があります。例えば、能力が高くなると、リーダーやチームメイトを軽んじてしまい、その意図をそわないような行動をする可能性もあります。そうなってしまうと、チームとして一体感をもってうまく機能しなくなる、または、チームがぎくしゃくしてしまいます。
価値観の共有がなされていれば
価値観の共有がなされている場合、それぞれが同じ方向を見ているため、コミュニケーションは円滑になります。リーダーの指示に対しても、メンバー側でうまく受け入れることができ、結果的に円滑に業務が行われるようになります。
また、経験が低い等の理由で期待している成果をだせていないこともあるかもしれません。そのような場合であっても、価値観を同じくし素直に物事に取りくんでいれば、能力は徐々に向上し、やがては期待しうる能力を出せるようになるはずです。
まとめ
能力の高い人くても価値観が共有できていない場合、即戦力とはなりえても長期的に組織に貢献することは難しいと考えられます。他方、価値が共有できている場合は短期的には苦労しても長期的には組織に貢献できるようになるでしょう。