災害発生時用の備蓄、そこは気遣って、手を尽くしている家庭はあると思います。ですが、買った後のことまで気を遣っていますか?今回は、そんなことをば。
一回、備蓄を整えた後、安心してしまって、つい、放ってしまうことありませんか。ですが、気づくと、それなりな年月が経過していて、備蓄品の品質が劣化してしまう、ということありますよね。わかりやすい例だと、食品や水の賞味期限が切れている。まあ、賞味期限が切れていても食べることはできる、、のでしょうけど、やっぱり抵抗があります。あとは、電池なんかも、気づくと白い粉が吹き出していることもあり、こうなるともう利用できません。最終的に、結局、廃棄せざるを得ないこともあり、少々、もったいなく感じます。
じゃあ、どうするか。というと、ローリングして、定期的に入れ替えていく、ということはあります。
ローリングの仕方は2通りあります。一つは、定期的に棚卸しをして、消費をして入れ替えていく。年に1回は棚卸しをして、賞味期限が近づいているものを開封して食べて、その分を補充してあげることになります。電池なんかも1年に1回は入れ替えて、あまり長く放置しないようにするといいでしょう。棚卸しをする、と、不足しているものの補充もしやすいということがあります。
あとは、保存がきくようなものを普段使いする。例えば、レトルト食品、缶詰、冷凍食品など、普段の生活でも利用しておく。そこで、一定数の在庫を持ち、在庫が一定数を割り込んだら、補充する。ということもあります。こちらだと、普段使い=備蓄になり、備蓄のしやすさが違ってきます。冷凍食品のように電気が止まったら悪くなるものより、缶詰のように電気の有無に関わらず保存がきくもののほうがいいです。
究極の備蓄は自炊をすることです。自炊をすれば、料理を作る都合上、常時、自宅に食材があることになります。そこには、生鮮食料品も含まれるので、全部が全部、非常時に役立つわけでもなく、早めに消費しないといけないものもあるでしょう。ですが、自炊しない人の冷蔵庫は、酒しか入っていない、こともあります。それはそれでその人の価値観なのですが、いざ、災害が起こり、流通が麻痺し、物品の欠乏が現れだすと、真っ先に困ってしまいます。
ということで、備蓄する、と同時に、それをどうやって入れ替えていくか、ということは、予め計画しておき、その計画に沿って、入れ替えていきたいものです。