先日、東京出張で、久しぶりに東京に出張してきたときのことです。丁度、東京の家を引き払う、ということで退去に伴う片づけ、諸手続で来ていました。その時に、恐るべき目にあってしまったのです!
事案の経緯
そう、それは、引っ越し当日の出来事。朝、8時から粗大ごみの回収が来る、ということでかなり目が覚めてしまいました。そして、買い忘れたものがあったので、コンビニへ。その時、なんとなく気になることもあり、出てくるときはぼあっと出てきてしまったようです。そして、買物を済ませ、アパートに戻ってくると鍵がない、、、。
そうです、東京の家は建物の入り口がオートロックになっており、鍵を持っていかないと開けることができないのです。
幸いにして、私の家は一階にあります。窓が開いていれば、入れるだろう、ということで色々と確認していたのですが、さすがに開けっぱなしにしてはいないようです。流石のセキュリティ意識ですが、この時ばかりは泣きそうになりました。
そうだ、この部屋を斡旋してくれた、不動産屋さんで入居安心サービスをしていた、と思いつつ、そこに電話をかけて相談してみると、、、。
「集合住宅のオートロックは対応できないのです。この場合は、同じアパートの人に開けてもらうようにお願いするようにご案内しています」
という、なんとも、つれない返事が。この時、時刻は午前5時前、さすがに呼び鈴を鳴らすのには躊躇われる時間です。
仕方ないので、アパートの入り口の前で待つこと1時間強、もう、時間は6時です。粗大ごみの回収が8時ちょいすぎに来るので、急いで対応しないと、、、と焦ってしまいました。土曜日の朝だし、まだ寝てひとが多いだろうなー、とも思いつつ、同じアパートの住民を呼び出すときに。
まずは、最初のチャレンジ。ピンポーンとならしますが、応答はなし。ここで、ドラクエの「返事がない。ただのしかばねのようだ。」というメッセージを想い出しながらも、次の部屋にチャレンジしますが、ここもだめ。
後、二部屋しかない、ということで祈るような気持ちでチャイムを鳴らすと、「はいー。」と温かいお返事。ここで、「すいません。朝早くすみません。○○号室のXXと申しますが、、、」とその時、「鍵ですねー。」という心強いお言葉が。「そうです。」と返事すると、なんと、今まで開かなかった扉が開き、ようやく、自分の部屋に戻ることができました。
発生原因と再発防止策
まず、通常、自分が外に出るときは、①鍵は財布に入れて起き、②出かけるときは財布を必ずもち、③建物に出る前に必ず部屋の扉に鍵をかける、ということをしています。そうすることにより、大概の場合は鍵を持って出ることができますし、③の段階で鍵がないことに気付くので取りに戻ることができます。
ところが、今回はなにかの不都合で①の鍵を財布に入れておくことを怠っておりました。また、近くということで、③の部屋に鍵をかけることを忘れてしまいました。そういった要因で今回の件が発生したということです。つまり、基本動作の徹底がなされていなかった、ということです。
ということで、「基本動作の徹底」という、再発防止策としては少し弱いものとなります。とはいえ、ここのアパートももう退去してしまうので、この程度で十分なのものか、というところでしょう。今後、オートロックの建物に入居する際は、鍵を忘れた時の対応は確認しておくようにしたいです。