海で泳ぐとき、どのような泳ぎ方を採用すべきか、書いてみます。それぞれの泳法には特徴があります。
クロール
海で泳ぐときの王道の泳ぎ方です。まず、他の泳法と比べてスピードが出しやすいところがあります。また、後述する平泳ぎと比べて隣の人を蹴る、ようなことが起こりにくいとも言えます。また、背泳ぎと比べると前が向きやすいです。
注意する点としては、意識しないと前が見えない、ことです。つまり、プールで泳ぐように横向きの息継ぎだと、海にはコースロープや底のラインはないので、明後日の方向へ行ってしまう可能性があります。そのため、ヘッドアップやスカーリングで前を見る必要があります。
また、クロールだと息継ぎが難しく、最初のうちは不安感もあって息苦しく感じることもあります。
平泳ぎ
平泳ぎは泳ぎやすいです。まず、泳法として比較的長距離を泳ぎやすい、という点があります。自分ももとは平泳ぎのほうが得意でした。また、息継ぎをする際に前を向くのでコースの確認が容易ということもあります。
ただし、平泳ぎの致命的な欠陥として、横に足が広がってしまい、隣の人を蹴ってしまう可能性があります。プールでもたまに蹴ってしまうことがあるのですが、海だと思わず密接してしまうこともあるので、蹴りの危険性がたかまります。そのため、平泳ぎをするにあたっては周囲をよく確認して危険の無いようにすべきです。インストラクターの方の中には明確に「平泳ぎはしないでください。」という人もあります。
あと、ウェットスーツだと平泳ぎは泳ぎにくい、という話を聞いたことがあります。私自身はウェットスーツを着て平泳ぎをしたことはないので、実感としてはわかりませんが。
背泳ぎ
背泳ぎは顔が自らでているため呼吸が非常にしやすいです。そのため、クロールをしていて息苦しくなったとき(特に最初のうち)に背泳ぎに切り替えると呼吸が格段に楽になります。また、後ろが見えるので、前のブイ等が見えないときには後ろのブイをみて位置関係を確認することが可能です。
背泳ぎの欠点としては、前が見えない、ことにつきます。そのため、ずっと背泳ぎのまま泳ぐと明後日の方向にいってしまうので、どこかで別の泳法に切り替える必要があります。
バタフライ
私自身はバタフライができないのでなんともいえません。ただ、バタフライは体に大きく負担がかかるらしく、海ではあまり見かけません。
まとめ
私自身はクロールと背泳ぎを組み合わせています。クロールでしばらく泳いで、つらくなったら背泳ぎ、すこし楽になったらまたクロールに戻す、という感じです。泳法を変えると使う筋肉が異なるので、完全にとまらなくても休養をとることができます。平泳ぎは私の師匠が使わないようにと強く主張していることもあり、極力、採用しないようにしています。本当は長距離を泳ぎには平泳ぎが一番むいているのですが。
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【編集後記】
昨晩は降りる駅を1駅とおりすぎてしまいました。これもなにかの機会と思い、その駅の近くの飲み屋で軽く飲んできました!