自由でありたい、ということを考える人、多いと思います。ここで、自由をいくつかに分類してみると、自分の状況が見えてくることがあったりします。今回は、そんなことをば。
ここでは3つに自由を分類します。それぞれ、経済的自由、関係的自由、健康的自由としておきます。
経済的自由というのは、お金が原因でできないことがない、とか、お金がなくなることに怯えない、ということです。必ずしもお金持ちでないと、経済的自由がない、というわけではありません。きちんと収支が均衡していてそこに満足を覚えればそれでいいのです。ですが、やっぱり、お金は多い方が少ない方よりはいいのかな、と思います。
関係的自由というのは、人間関係に縛られない、ということです。逆に、世間の義理や人情に縛られて、自分が思うように行動できない、というのは、関係的自由がない、ということです。人間関係がほとんどなく、孤立している場合は、関係的自由はあるのですが、じゃあ、それで幸せか、ということがそうとも限らないところが難しいですよね。
健康的自由というのは、健康状態に行動が影響されない、ということです。障害あってできないことがある、とか、持病があって思うように行動できない、急病で療養しないといけない、という状態は健康的自由が欠けている状態です。健康は、ある意味どうしようもないところもあるので、これまた難しいところです。
こうやって、自由を3つにカテゴライズするといくつかメリットがあります。まず、自分がどの部分がたりていて、どの部分が足りないかが明確になります。例えば、金がなくてしたいことができない、とか、人間関係でがんじがらめなのでそうにかしたい、とか、体が弱くて思うような行動ができない、等等。足りないところがわかれば、その部分を強化すればいい、ということになります。もちろん、それは簡単ではない場合もありますが、方向性がわかるのはいいのかな、と思います。
あと、もう一つ重要なのは、自由を手に入れてどうするか、ということです。お金があれば、経済的自由がありますが、じゃあ、お金を使って何を実現するのか、ということを考える必要があって、やっぱり、預金通帳の残高を増やすだけでは、もったいないですよね。もちろん、預金通帳の残高が将来起こりうる事象の備えともなるので、ある程度なくていけなくて、そのバランスも考える必要があるでしょう。
ということで、自由をいくつかの項目に分類すると、より、自由の解像度が上がり、自由を獲得しやすくなります。