担当を変える、ということあります。会計事務所なんかでもそうですし、継続的に役務を提供している場合はそういうことあります。ただでさえ難しいのですが、役職者がそうでない人に変わる場合は、難易度が増加します。傾向と対策を考えてみました。
傾向としてですが、男性かつ社長みたいな人が多いです。会社員の場合は、担当が変わる、というのは、お互い様ですし、よくあることなのであまり気にしないです。また、女性は肩書きにあまり頓着しない人が多いように感じます。やっぱり、男性かつ社長みたいな人は怖いですね。
やっぱり、担当が変わるということ、下に見られたように感じるんですね。「俺様やうちの会社について、役職者からそうじゃない人に変えるなんて、舐められたもんだ」とかね。別にそういうわけではなく、役割分担の中で生じる話ですが、なかなか、こういうことを理解してもらうのは難しい。やっぱり、直接的にそういうことを言われるわけではないのも難しいところ。
どう対応するか、ですか、明確に、担当変えます、とは言わないことでしょう。じゃあ、どうするか、というと、「大変なので増員します」ということです。引き継ぎのプロセスは、一緒に対応することが多いので、あまり不自然ではありません。また、担当が変わるわけではないので、相手にとって受け入れやすいです。
そうしているうちに、見えないところから徐々に引き継いでいきます。お客さんの目に見えない事務作業やチェック作業です。そして、お客さんとのコンタクトでも、最初は下の方から、会計事務所的には経理から触れさせておいて、そこから徐々に上の職階の人にコンタクトを取らせます。そう。徐々に仕事を、自分から後任に置き換えていくわけです。そして、最後には知らないうちに消えていると。そこには、それなりな時間をかける、ということです。
あとは裏技として、自分は担当しない、ということもあります。営業で自分がとってきた場合、まず自分が担当して引き継ぐ、のではなく、自分を経由せず担当をつけてしまう、ということ。そうすると、役職を下の人に切り替えることによるマイナスは無くなります。契約当初は自分がやると言わなくても、通る場合がほとんどです。
ということで、役職がある人からない人への引き継ぎはこうやってするとスムーズです。これは、下手をすると相手が臍を曲げて契約を切られるリスクまであるので、気をつけたいものです。ちなみに、自分自身はそういう人間にはなりたくない、ということで、逆側からそういうふうに感じないよう、気をつけているつもりです。